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音域チェック

最低音と最高音の2つで、あなたの音域がわかります。楽に出るいちばん低い音を歌って、次にいちばん高い音を。音域をカラオケの表記(mid1A、hiAなど)と音名とHzで出し、声域の目安と、歌いたい曲のキーをいくつ動かせばいいかも出します。スマホでもパソコンでも、ブラウザだけで測れます。

レジデントのミカ

Mikaが、楽に出るいちばん低い音と高い音を聴いて、2つとも鳴らして聞かせ、音域を教えます。うまい下手は判定しません。低く、でも楽に出る範囲で。バーが消えるまで「あー」をのばしてください。マイクはそのあとすぐ閉じます。録音も送信もしません。

音域チェックのやり方

のばした音を2回歌うだけで、あなたの音域を測定します。まず「タップして最低音を歌う」を押し、楽に出るいちばん低い音を「あー」でまっすぐのばします。バーが消えるまで最長4秒、1秒たてばタップで止められます。次に、楽に出るいちばん高い音を同じようにのばします。地声のまま、裏返らないところで。2つの音が順に鳴ったら、それがあなたの音域の両端です。測るのは楽に出る音で、いちばん低いうなり声やいちばん高い叫び声ではありません。曲を1曲歌いきれるのはその範囲だからです。マイクがない、部屋がうるさいときは「耳で音を選ぶ」で。ピアノで音域を調べるのと同じやり方で、音を鳴らして一緒に歌い、楽に歌えなくなるまで下げて(上げて)ひとつ戻します。

結果の見方。大きく出るのがカラオケ表記の音域で、その下に国際式の音名とHz、半音の数とオクターブ数が並びます。真ん中のド(C4、262 Hz)がmid2C、時報の「ポッ」と同じ440 HzのラがhiAです。鍵盤の明るい黄緑が地声で楽に出る音域、くすんだ緑が「ぎりぎり届く音」を足したときの範囲、点線の括弧がいちばん近い声域の目安。隣の鍵盤(黒鍵も含む)へ1つ動くと半音1つ。端から端までの鍵盤の数から1を引くと半音の数になり、12個で1オクターブです。のばした音のうち、声として安定して読めた部分の真ん中の高さを、いちばん近い半音に丸めて答えます。半音の半分より細かいずれは出ません。結果は「私の音域:…」の1行でコピーして、そのまま送れます。

地声と裏声:2つの音域を分けて測る

地声はふだん話すときの声、裏声(ファルセット)は地声より軽く、高いところまで出やすい声です。地声から裏声に切り替わりやすい高さを換声点といい、声がひっくり返るのはそこです。このチェックは音の高さだけを読み、地声か裏声かは聞き分けません。そこで測り方で分けます。最初の2回は地声で楽に出るところまで。それが結果の「地声で楽に出る音域」です。「ぎりぎり届く音も足す」の2回は裏声を使ってかまいません。これが鍵盤にくすんだ緑で足される「裏声も含めて届く音」で、たまに出せても1曲歌い続ける音ではありません。

カラオケで比べるのはおもに地声の音域です。ただ、サビの最高音を原曲の歌手が裏声で歌っている曲なら、裏声を含めた最高音と比べます。換声点の高さは、声楽の目安で男性がmid2D〜mid2G(D4〜G4)、女性の最初の切り替わりがmid2E〜mid2G(E4〜G4)のあたりです(Richard Miller『The Structure of Singing』1986年の目安。男性は上の換声点で、バスほど低く、テノールほど高い)。女性は境目が音域の真ん中あたりに来るので、地声だけの最高音と、裏声を含めた最高音の差が大きく出やすくなります。地声の最高音が思ったより低くても、測り間違いとはかぎりません。ミックスボイスは、地声と裏声のあいだをなめらかにつなぐ発声の呼び名で、定義は教える人によって違います。地声のような芯があり、1曲歌い続けられる高さなら最初の2回に、たまにしか出ない高さなら「ぎりぎり届く音」に入れてください。

声域の表:男性・女性の音域の目安と6つの声種

声域(声種)は合唱や声楽の分け方で、低いほうからバス、バリトン、テノールが男性に多く、アルト、メゾソプラノ、ソプラノが女性に多い声です。それぞれのバーは、その声域でふつう楽に歌う範囲を、左を低くした1本の鍵盤の上に並べたもの。男性の声はだいたいlowE〜hiC(E2〜C5)、女性の声はだいたいmid1F〜hihiC(F3〜C6)のどこかにあり、バリトンとテノールは1オクターブ以上を共有しています。バリトンをA2〜A4(mid1A〜hiA)とする資料もあるように、端は資料によって半音いくつか違います。声種は音域だけでなく、声の響きと換声点の位置でも決まるので、このチェックの答えは「音域がいちばん近い声種」です。上のチェックをすると、あなたの音域がこの表に重なります。

原キーで歌える? 曲の音域とキーの合わせ方

曲のメロディの最低音と最高音が、地声で楽に出る音域の中に入れば、原キーで歌えます。入らなければ、声ではなく曲のほうを動かします。DAMでもJOYSOUNDでも、キーの1つは半音1つで、メロディ全体が同じだけ動きます。だから最高音だけでなく最低音も見ます。曲の最低音をL、最高音をH、自分の最低音をl、最高音をhとすると、収まるキーkは l−L ≦ k ≦ h−H です。たとえば曲がmid2C〜hiC(C4〜C5)、自分がmid1G〜hiA(G3〜A4)なら、−5から−3のどれでも収まり、いちばん小さい動きは−3。曲の幅が自分の幅より広いと、この範囲はなくなり、どちらかの端がはみ出します。上の「曲のキーを合わせる」がこの計算をします。動かすのは上下6つまでで、それより離れていれば1オクターブ下(オク下)か上(オク上)で歌うよう伝えます。キー+3でオク下なら原曲より9半音下(+3−12)。男性が女性ボーカルの曲を歌うときは、キーを−5や−6まで下げるより、オク下にしてキーを少し上げるほうが楽なことがよくあります。

カラオケ表記の読み方:hiA、mid2Gとは

カラオケや歌の話でよく使う表記は、低いほうから lowlow → low → mid1 → mid2 → hi → hihi → hihihi と上がります。区切りがCではなくAで変わるのが要点で、mid2G#の次がhiA、hiG#の次がhihiAです。そのため同じmid2の中ではmid2C(C4)がmid2A(A3)より上にあります。国際式は真ん中のドをC4と書きますが、ヤマハの機器などC3と書くものもあり、表記が1つずれて見えるときはHzで比べると確実です。Hzが2倍になると1オクターブ上がります。周波数はA4=440 Hzの平均律で計算した値です。

カラオケ表記国際式周波数目安
lowAA155.0 Hz男性のとても低い声
lowEE282.4 Hzバスの下端
lowGG298.0 Hzバリトンの下端
mid1AA2110.0 Hz男性の話し声の平均(約115 Hz)のすぐ下
mid1CC3130.8 Hzテノールの下端
mid1FF3174.6 Hzアルトの下端
mid1GG3196.0 Hz女性の話し声の平均(約199 Hz)
mid2AA3220.0 Hzメゾソプラノの下端
mid2CC4261.6 Hz真ん中のド、ソプラノの下端
mid2EE4329.6 Hzバスの上端
mid2GG4392.0 Hzバリトンの上端
hiAA4440.0 Hz基準のラ、時報の「ポッ」
hiCC5523.3 Hzテノールの上端
hiFF5698.5 Hzアルトの上端
hihiAA5880.0 Hzメゾソプラノの上端、時報の「ポーン」
hihiCC61046.5 Hzソプラノの上端

話し声の平均は、オーストラリア英語を話す成人を測った研究の値です(男性115 Hz、女性199 Hz。Leungほか、Journal of Voice 2022)。言語や年齢で少し変わります。

音域の平均は? 広さの目安

声帯が出せる音は、うなり声から裏声のいちばん上まで含めると、大人でおよそ3オクターブあります。成人を測った研究では、平均で男性が78〜698 Hz(lowD#〜hiF)、女性が139〜1108 Hz(mid1C#〜hihiC#)でした(Hollien・Dew・Philips、1971年、歌や声の訓練を受けた人も含む)。これは出せる限界の範囲(生理的音域)で、歌として音色を保って楽に使える音域(声楽的音域)はその内側にあります。

ボイストレーニングの現場では、訓練していない大人の楽に出る音域は1オクターブ半前後(半音18個くらい)、2オクターブあれば広いほう、とよく言われます。数字は人によって大きく違い、広さで歌のうまさが決まるわけでもありません。狭い音域でも、その中に収まる曲とキーを選べば1曲気持ちよく歌えます。

カラオケDAMで音域チェックするやり方

DAMの精密採点では、曲が始まるとガイドメロディの右下に、その曲の音域(最低音〜最高音)が鍵盤の形で5秒ほど出ます。キーを変えたときにも出ます。採点結果の2ページ目の「声域」で、高い側の鍵盤が赤くなっていたら、その数だけキーを下げる、低い側が赤ければキーを上げる、というのがDAMの勧め方です(第一興商「DAM Tips 精密採点『音域』『声域』」、2026年10月に確認)。つまりDAMでわかるのは曲の音域と、その曲で届かなかった音で、あなたの音域そのものではありません。ここで測った音域に、DAMで見た曲の最低音と最高音を合わせれば、歌う前にキーが決まります。

曲の音域を調べるには

曲の最低音と最高音は、KeyTube(keytube.net)のように曲名で最低音と最高音を引けるサイトや、DAMの精密採点で曲の始めに出る音域表示で調べられます。サイトの数字は人が耳で取った目安で、表記が1つずれていることもあるので、Hzか国際式の音名で確かめてください。自分で確かめるなら、原曲に合わせてサビのいちばん高い音をいま歌っている音は?で歌うと、その音の名前が出ます。届かない音は1オクターブ下で歌っても確かめられます。音名(C、Dなど)は同じで、表記が1つ下に出る(hiCならmid2C)ので、1つ上に読み替えてください。

うまく測れないとき

  • 「音が聞き取れませんでした」と出る:スマホから20〜30 cmまで近づき、「あー」を少し大きめに、2秒以上まっすぐのばします。テレビやエアコンなど止められる音は止めます。
  • 1オクターブずれて出る:がらがらしたうなり声(エッジボイス)や息の多すぎる裏声は、1オクターブずれて読めることがあります。声に芯が残るところまで戻して測り直してください。
  • 測るたびに結果が違う:半音1〜2個の違いはふつうです。起きてすぐは高い音が出にくいので、ハミングで数分声を出してから。2〜3回測って、よく出る結果を目安に。比べるときは同じ時間帯、同じ母音で。
  • マイクが使えない:ブラウザのアドレスバーでマイクを許可します。アプリ内のブラウザでは許可できないことがあるので、SafariやChromeで開き直してください。

音域は広げられる?

楽に出る範囲は練習で広がることが多く、広がるのはたいてい上のほうです。低いほうは声帯の長さと厚さで決まる部分が大きく、あまり動きません。どれだけ広がるかは人によります。練習の基本は、端の音を何度も押し上げることではなく、換声点をなめらかに越えられるようにすることです。

  • リップロール:唇を「ぶるる」と震わせたまま、低い音から高い音へ滑らせます。唇で息の出口を狭めると、のどに力を入れずに声帯が振動しやすくなるとされています(半閉鎖声道の練習、Titze 2006)。
  • サイレン:「う」や「ん」で、低い音から高い音まで切れ目なく上り下りします。声が裏返るところを見つけ、そこを小さく何度も通ります。
  • 5つの音のスケール:楽な高さから「ドレミファソファミレド」を「あ」で歌い、半音ずつ上げていきます。苦しくなる手前でやめます。

長く時々より、短く毎日。数週間おいて同じ時間帯にもう一度測ると、変化が半音の数で見えます。痛みやかすれが続くときは、練習を休んでください。音程も確かめたいなら音程チェックへ。

そこから音楽に

音域の真ん中の音は、ビートとベースの入ったクラブトラックの中で、Brummの1音になります。登録もアップロードもなし。音はリンクの中に入って届きます。そこで1フレーズ歌えば、それがひとつの楽器になります。アプリは英語です。

声はスマホの中にとどまります。ツールはブラウザの中で音を読み取り、何も保存しません。アクセス数の数え方(英語)。

音声:あなたのマイク。タップしたときだけオンになります。音はこのタブの中で解析され、どこにも送られません。音声に関するものは、アクセス数の集計に一切含まれません。

このテストのしくみ

やること
のばした音を2つ。楽に出るいちばん低い音と、いちばん高い音を、それぞれ数秒ずつ。
偶然
当てるものはありません。結果は2つの音の読み取りです。うなり声や裏返った叫び声は音として読めないことがあるので、その意味でも楽なところで歌ってください。
わからないこと
声のきれいさや強さ、歌のうまさはわかりません。音域は固定でもなく、その日の声の調子や時間帯で半音1〜2個、ときにはそれ以上変わります。